シャボン玉のブログ

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神様の理想世界創建のためのビジョン

二代王が天一国の形態、天一国市民、王家の精神について礼拝で説明してくださっっています。天一国の具体的な形態は、国進様が統一教維持財団理事長の時に各国、各地域でも公演してくださった「強い大韓民国」「自由社会」を基にされたものです。


私はずいぶん昔聞いた内容でほとんど覚えていなかったのと、約1、2時間のビデオで紹介されていたり、また、当時のファミリーフォーラムでは、数分の紹介程度のものだったので、この機会に翻訳してみました。^^*


2012年に九里修練所で、修練生に講義してくださったものです。
長いですが、面白いので、いっきに読めるかと思います♪♪


まだまだ、銃器所有が万物主管、「動物も銃で主管」というのは、ひっかかる内容ですが、ペットではない、野生、それが本性である猛獣ならば、エホバの証人で見る小冊子の絵のようにライオンと仲良しで一緒にいられるわけではないですよね。


ライオンを幼い頃育ててから野生に返してあげ、数年ぶりに出会ったときに
ライオンが主人を覚えていて抱き合ったという感動的なビデオを見たことがありますが、
それはごく例外であって、本来の野生の姿ではないですからね。
猛獣もペットとして育てれば可能かもしれませんが、
それも広大な自然を駆け巡る自由を奪うことかもしれません。


前置きが長くなりました。^^;
では、どうぞ。


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Freedom Society


「神様の理想世界創建のためのビジョン」
[2012. 06. .01. 九里修練所 文國進・世界基督教統一神霊協会維持財団理事長]


こんにちは。ご苦労様でした。疲れてはいないでしょう?
今、真の父母様が再臨主として来られ、非常に大きな役事をしておられるので、私たちはその来られた再臨主に本当に感謝の気持ちを持たなければなりません。


ところで、ここにいる修練生の中で、「強い大韓民国」その講義を聞いた方は何人いらっしゃいますか?手を上げてみてください。強いアベルについての説明を聞いた方は手を上げてください。強いアベル。強い大韓民国。その講義を聞きながら、強いアベルの説明を聞きませんでしたか? 強い大韓民国を講義しながら、講義の際には食口の皆さんに強いアベルという説明を後でするのですが、例えば、何故カインよりもアベルが強くなければならないのか、そのような説明を聞いた方は、手を上げてください。けっこうです。


では、そのような基盤の上で、今日の講義の内容をお聞きください。強いアベルの説明をまだ聞いたことがない方は、ぜひその機会を持たれることを願います。この内容を私たちが理解することが非常に重要です。皆さんは原理講論、また本体論をたくさん勉強され、また献身的な講師たちの優れた内容もたくさん聞きました。そして皆さんの多くは、非常に長い間、今まで真のご父母様に侍って来られました。ですから皆さんは基本的に神様のみ旨に対して、神様の摂理について理解しておられます。


しかし今、次の段階があります。次の章が。その原理が神様のみ旨について、神様の摂理について神学的な側面からどのような内容を持っているか、私たちはよく知っています。そして、どのような方法であろうと天一国がこの地上に創建されることも知っています。しかしまだ私たちが答えられずにいる質問が一つあります。



1. 天一国の国家的ビジョン - Freedom Society


天一国というのは具体的に何なのか、天一国の政治はどのような内容なのか、政治体制がどのようなシステムなのか、また天一国の経済体制はどのようなものか、天一国の外交政策はどのような内容なのか、そのような質問に答えることができますか?皆さん?

答えを知っていますか?ではそのな答えがどこから来ますか?私たちが天一国を作るといえば、一体、私たちは何を作るのかということを知らなければならないでしょう?まず、家を建てるとしても、まずはその家の設計図がなければならないでしょう?それでこそ家を建てれるでしょう。車を造るとすれば、様々な工学的書類が必要です。


天一国がどのような姿なのか、どのようになっているのか分からない状況で、どのように天一国を創建しますか?お父様は天一国に対して何と言われていますか?では、それをもって、どのような国をどのように組織しますか?どのように編成しますか?具体的には?実はお父様のみ言葉中で、天一国に関する内容がいくつかあります。


今日のプレゼンテーションを通して皆さんにより具体的、詳細にお話ししますが、お父様は平和警察、平和軍、裁判官、弁護士、検事がいない社会、そして人々が良心で生きる社会。そのように話されています。ではそれは具体的に何を意味するのでしょうか?どなたかご存知ですか?ご存知の方はいらっしゃいますか?


しかしどうして、法もない国が何処にあるでしょうか?警察もない国がどうしてありえるでしょうか?ともかく、私たちが実際の地上天国を作ろうとすれば、そのような質問に対する明確な答えが必要です。神様が構想される理想世界、これはどのような組織であり、どのような体制であるのかを、私たちははっきりと知らなければなりません。


ですから今日の講義のタイトルはご覧のように、「自由社会」です。それでこの講義を通して理想世界がどのようにできるのかを原理の観点、またお父様の観点からみてみましょう。


私たちが勉強すれば、創造目的が出てきます。そして神様はアダム、エバを子女として創造されたという内容を勉強します。皆学んだでしょう? (はい) そして神様はその子女に三大祝福を与えようとされたと学びます。まず人格を完成して、そして繁殖して家庭を完成し、三番目は万物を主管する祝福です。


そして子女であるアダムとエバが神様の創造に一緒に参加することを願われたのです。その神様の愛を受けることができ、その愛で授受作用できる子女を願われたのです。ですからそのような目的で、神様は人間に自由を与え、また責任をくださいました。すべてご存じでしょう? (はい) けっこうです。


では、次の話をできる良い基盤があります。ところで、エデンの園で起きたことについて私たちが勉強したら、本来エデンの園には、誰々がいましたか?誰がいましたか?神様がおられ、アダム、エバがいて、そして天使長でしょう。ですから、そこに4つの存在があったわけです。


そして神様が願われた内容は、アダム、エバが責任を果たして人格を完成し、神様の祝福を相続することでした。そしてそのように、アダム、エバが神様のみ言葉に基づいてその責任をなしている状況では、天使たちはアダム、エバの僕の立場にあったことを私たちは知っています。そして神様は神様の御座におられ、アダム、エバは神様の子女として創造され、天使長はアダムとエバに侍って仕えるためにエデンの園にいました。この内容はすべてご存じでしょう? (はい) 皆知っている内容であり、原罪論の教育を受けながら、たくさん勉強したでしょう?


ところがどのようなことが起きましたか?そこで堕落しました。堕落はどのように起こりましたか?その天使長がエバを誘惑したのです。そしてエバと天使長が一緒にアダムを誘惑しました。そしてアダムまで堕落してしまいました。ですからこのように、そのルーシーエルがエバを誘惑して、アダムまで誘惑して、神様の立場に入ってしまいました。奪ってしまいました。


ですから僕の立場であった天使長がアダム、エバの主人になってしまいました。そしてアダム、エバは神様の子女の立場であったのに、堕落の結果として天使長ルーシーエルの奴隷になってしまいました。創造目的を完成できなかったので、結局、アダムとエバは生命の道を選ばず、神様と共にするそのような道を選ばず、死の道を選んだのです。


そして堕落の結果として、神様が与えようとされた三大祝福も奪われ、自由も奪われ責任も奪われてしまいました。何故なら今やサタンの奴隷の立場であるので。そのような堕落のために、歴史で人間は神様のみ旨とは関係のないところに陥ってしまいました。


そこで復帰摂理が始まったのです。ですから私たちが原理を勉強するときには、神様が人間を再び本来のエデンの園まで復帰させるためにどのような路程を歩まれ、どのような内容を行われたのか、私たちはたくさん学びます。たくさん勉強しましたか? (はい)



2. 自由のための所有権 - 民主主義の歴史


原理全体をここで皆さんにお伝えする時間がないので、おおよその内容だけを申し上げます。非常に簡単に一番簡単に総合すると、アダム、エバは堕落を通してエデンの園から追放されたので、神様は歴史を通して再びエデンの園にアダム、エバを復帰させるために、これまで摂理して来られたのです。そうですね? (はい) 


それで堕落ゆえにサタンが私たちの世界を支配するようになり、主管するようになりました。 私たちが外的な歴史を勉強しても人類歴史というものはほとんどが権限(権力)の歴史でした。独裁者、そして暴君が人々を支配し抑圧し、そして奴隷にして虐待し、そのよう歴史だったのです。それが今までの人類の悲惨な歴史でした。


しかし堕落した人間も本心がまだ残っています。そして堕落以前のエデンの園の記憶がまだ残っています。ですから人々はいくら暴君の、独裁者の下で抑圧を受けても、そのいくら難しい状況にあっても、昔エデンの園にあったその自由、その自由を渇望するような気持ちがあったのです。


私たちが世界の歴史を、外的な歴史を勉強してみると、確かに歴史は王、そして独裁者、暴君の歴史です。しかし歴史の中でも、時には人々はその昔、自分たちが昔、エデンの園にあった自由を得ようとして、時には自由を掴みもします。得ることもあります。


例えば、民主主義が誕生した古代ギリシャでその例を見ることができます。そして古代ローマも、ローマ帝国になる前には共和国でした。そのような状況でも、民主主義がありました。しかしそのような時代の民主主義を研究してみると、長く続くことができませんでした。最終的には滅びました。例外なく今までわずかの期間現れていた民主主義、そのような自由は滅びました。そして再び独裁者、また暴君の下に抑圧を受ける状況に戻りました。


古代ギリシャの哲学者アリストテレスがこう言いました。
「共和国は、最終的には民主主義に変化し、民主主義は独裁に退化した」と、このように言いました。古代ギリシャの例をもう少し詳細にみてみましょう。


古代ギリシャでは民主主義が誕生しました。そして民主主義が生まれたので人々は、「ああ、ようやくよくなった。」と、それからは人々は非常に情熱的にその民主主義に参加しました。そしてその時、アテネは、その文明はしばらくの間繁栄して、非常に強い文明になりました。 ところがその民主主義も結局変質しました。ですから最初は公的で全体の利益のための社会だったのが、ある時点からそれが変わってしまいました。


ポピュリズム(人民主義)を通して。国民は「ああ、私たちが投票さえうまくすれば、政府にいろいろとタダで受けることができるのだな。」 そのようにして、「私たちがしよう」このような考えを持つようになりました。そして「隣国の人たちが嫌いだ。その国と戦争しよう。」それが必要ない戦争であり、そして今戦ってはならない戦争だとしても、人々がそのように投票をすると戦争をするのです。そのようなポピュリズムがアテネで発生しました。


アテネはそのようになりました。 優れた民主主義で始まりましたが、 最終的にはそのようなポピュリズムに落ちて退化し、今必要ない戦争をするために国の経済が破綻し弱体化しました。そしてその結果として、アテネは他の国に征服されました。
そして再び独裁者が立ち上がって、その国民は自由を奪われました。民主主義が死にました。自由は死にました。滅びました。人々は再び奴隷になりました。


また、ローマ共和国の場合も同様です。ローマ共和国も最初はすべての人に自由を与える非常に希望的な社会で出発しました。しかし共和国がどのように滅びたのか、最後にどのようになったのか研究をしてみると、最終的にはその国を統治する元老院の人々が一般大衆に多くのものを無償で無料で与え始めました。


紀元前133年には土地を貧しい人々にも分けてあげました。そして紀元前122年には、トウモロコシを国民に配給して無料であげました。そして負債を免除してあげました。最終的に国庫がこのために底をついたのです。多くの戦争がありました。それで共和国はどうなるでしょう。国家が管理不可能な状況になったため、ローマに独裁者が立ち上がりました。


ですから、本来、民主主義が始める時には非常に希望、非常に良い社会だったのに、それがポピュリズムを通して退化し、最終的には独裁体制に変質したのです。また自由が滅びたのです。死んだのです。今まで人間の歴史を通して、時には人類は自由に対する夢を見てそれを実現しようとしましたが、それは数百年持ちこたえることができずになくなり、再び暴君と独裁者の抑圧を受けるようになったのです。そして今日もそのようなポピュリズムの例が多く見られます。近代歴史でも同様です。ポピュリズムのために独裁になりました。


アルゼンチンのペロンもその一つの例です。そしてヒトラー、ナチス・ドイツの浮上もそうです。ベネズエラのウゴ・チャベスもそうです。今皆さんがテレビで目撃しているギリシャの没落も同様です。今、各国では拡大された社会福祉のために、各国が経済的に非常に困難な状況となっています。


今日、人類の歴史上に類を見ないほど全世界的に民主主義と自由が広がっています。
しかしそれと同時に、民主主義社会が再び滅びていく光景も私たちが見ています。前例のない自由がありますが、しかしその自由は非常に壊れやすい、滅びやすい自由です。



3. 地上天国のための条件 - 政府が招来した民主主義の危機


さて、私たちは原理を勉強したので知っていますが、メシアの使命、救世主の使命というものは人類を再びエデンの園に復帰させ、その時点で、私たちをまた地上天国に入ることができるよう導いていかれる使命です。それは皆ご存知ですね? (はい) それで、真の父母様が三大祝福を完成し家庭を成すために来られたということも知っています。真の父母様が立てられた勝利のために、私たちも救われることができ、神の祝福を受けることができることも知っています。


真の父母様は今地上におられる実体の神様なので、私たちは真の父母様を通して神様の祝福を受けることができ、地上天国に入ることができるのです。ご存知でしょう? (はい)また私たちが原理を通して知っているのは、神様がメシアを迎えることができる時代を準備してくださるということです。そうですね? (はい) 


それで今日の時代は、完成された環境ではなく、これから完成していくことができるよう、その前の環境であることを知っています。堕落は長成期完成級で行われたので、再臨主が来られる時は、神様は世界をその長成期完成級の状況まで上げられるのです。


そのような状況で私たちはメシアを迎えることができるのです。そうですね? (はい) その原理を皆よく知っていますね? (はい) 皆知っている内容ですね? (はい) それで今日の世界では民主主義と自由が歴史上類を見ないほど世界的に広がっています。


ですから、私たちは人間の堕落があった、その直前の状況まで来ているのです。ところで、今日の民主主義国家を一つ一つ調べてみると、そこにある自由は確かなものではありません。確固たるものではありません。いつ消えるかもしれないものなのです。


今日の民主主義国家を一つ一つ点検してみると、多くの国は今、経済的に非常に困難な状況にあり、またいくつかの場所は、いつでも独裁者が立ち上がる可能性がある状況に来ています。ですから今岐路に立っているように見えます。


今、世界の前に二つの道が置かれているように見えます。つまり一つの道は真の父母、再臨主の教えを受け入れて神の祝福を受けることができる、そのような順調な道を行く道であり、他の道は、そこにおいて失敗をして今後滅んでいく道です。


ところで、エデンの園を私たちが見れば、エデンの園は先ほどもお話ししたように、神様、アダム、エバと天使長がいましたね。ですから4つの存在がいました。そうですね? (はい) ところで、今日の世界人口は70億です。では70億世界人類はエデンの園、その枠の中でどのように考えることができますか?


メシアは私たちをエデンの園に再び戻れるようにしてくださるのではありませんか?私たちをそのように導いていかれるのではないでしょうか?それが原理ではないでしょうか? (はいそうです。) では、その時、エデンの園には神様とアダム、エバ、天使長がいたのに、70億の人々がどうやってそこに入ることができますか?可能ですか?皆入ることが可能ですか?その質問に答えなければなりません。そうしてこそ、どのように神様の主権をこの世に立てられるのかを知ることができます。その質問に答えなければなりません。気になりませんか?


先に進みましょうか? 気になるでしょう?(はい) ここが最も重要な点です。私たちが必ず理解しておかなけくてはなりません。深く考えると、70億人類を単に個人として考えずにいくつかのグループとして考えることが可能です。今日の状況を理解するためには、そのようにしなければなりません。


エデンの園には神様がおられ、そして今、真の父母様は実体の神様になりますので、神様と一つになっています。そして、私たちの社会には政府という組織があります。では政府はエデンの園のどの存在を象徴しているのでしょうか?どの存在を代表しているのでしょう? (天使長) その通りです。


政府は天使長です。政府は天使長の立場にあるのです。ではエバの立場にあるのは誰ですか?女性を見てください。皆女性です。アダムは?すべての男性。
今、このような方法で世界のどの国であろうと、その国の社会を分析することができます。ですから神様がおられ、政府、つまり天使長がおり、エバがいてアダムがいます。


さて、民主主義の国で政府はどのような役割ですか?国民の主人ですか?それとも国民の僕(しもべ)ですか?はい。民主主義社会では、政府は国民の僕だと言います。これはいわば堕落以前の状況を言っているのです。しかし先ほど皆さんにご説明したように、政府は僕の立場にありますが、 ある状況ではむしろ国民の主人の立場、つまり独裁者の立場に変質することを説明しました。


では、政府が本来の立場を離れて、僕の立場を離れて主人の立場になれば、それは何ですか。これがまさに人間の堕落です。民主主義国家が民主主義から独裁に変質するそのプロセス、まさにこれが人間の堕落のようなものなのです。これは堕落です。


では政府がアダムとエバ、特にエバを誘惑する時にどのような内容で誘惑しますか?ポピュリズムを使います。社会福祉、いろいろとタダで与える、教育も無償、医療費も無償、このようにして政府は、女性を誘惑します。そして女性が投票すると、政府の権限を、政府の組織をより大きなものに作ろうとそのような方向に投票します。税金を上げよう、社会福祉を増やそう、そのような方向で投票をします。


それにより政府の官僚組織が大きくなれば、誰を採用しますか?男性を採用します。そして男性には公務員となり、国の年金も与え、、 政府は女性の有権者を先に誘惑し、政府と女性有権者が一緒に、エバと天使長が、アダム、男性有権者を誘惑するのです。


その結果として、国民が再び堕落を犯すのです。政府の主人の立場であった国民が政府の奴隷になってしまうのです。そして政府が僕の立場から主人の立場に上がりながら、誰の代行をしますか?神様を完全に排斥してしまいます。今や神は必要ない、政府だけあればよい、このような言葉を言うようになります。ポピュリズムは人間の堕落です。そして今日、私たちが世界各国、特に民主主義国でそれを見ているのです。社会福祉がまさに人間の堕落です。



4. Freedom Societyのための条件


ア.神を中心とした自由に対する所有権の自覚


私たちが原理的な観点から社会と政府を理解するようになれば、お父様が地上天国についてお話しされる時、どのような概念を私たちに与えてくださっているのかを見ることができます。


お父様は平和軍、平和警察について話されます。そして法律が必要なく、今や良心に基づいて人々が生きる、そのような社会、弁護士、検事そのような人々を必要としない社会。それは一体どのような社会ですか?そのような社会が可能ですか?可能ですか? (はい)どのような社会ですか、具体的に?


私たちが法のない社会、警察がいらない社会を作るならば、それは自律的な社会と言わなければならないでしょう。それは一つの社会科学的な概念として実現が可能です。
法を完全になくすことはできませんが、法の数を非常に少なくすることはできます。ところで自律的な社会、そのような社会があるためには、いくつかの要素が必要です。自律的な社会は、まず何が必要なのかと、個人の財産が必要になります。


第二に必要なものは自由市場です。そして第三に必要なことは競争です。そしてその競争のために、その自律性があるようになるのです。ですから自律的な社会を作ろうとすれば、、法のない社会を作ろうとすれば、そのためには自由市場の中に競争が必ずなければならないのです。


競争があるということは、自由市場で競争があるということは、自分たちが持っている商品を他の人に売るためには必ず自律性が必要になります。物理的な力で人々に商品を買わせることはできないでしょう?ですから他の人よりも優れた商品を作るしかないのです。従ってそのようなより優れた商品、製品を作るためには、私自身を統制することです。それが自律性です。


ところでこれは社会にだけ、経済にだけ適用されるわけではありません。教育界でも自律性を活用することができます。また、社会福祉を提供する上でも、やはりそのような概念を適用することができます。社会福祉をいくつかの組織で提供するようにして、各組織が互いに競争するのです。誰が最も優れた社会福祉を行うのか、今、世界では社会福祉を提供する民間団体がたくさんあります。教会が最も多い例の一つです。世界中にあります。そしてまた社会基盤施設でさえ、そのような競争を通じて提供することができます。


実際にどういう施設、どういう商品であろうと、どういうサービスであろうと、それはお互いにいくつかの組織が競争する方式にすることができます。その競争する主体が、ある時には企業になることがあり、または営利企業になることがあり、非営利企業になることもあり、信託団体がなることもあり、または財団もなれます。


いくつかの形態がありますが、民間の組織がそのようなことを競争しながら提供できる、そのような形態を作ることができます。いずれの場合にもそれが可能です。そのようにして法が存在しないか、非常に少ない法だけがある自律的な社会を作ることが合理的に可能です。


そして、人類歴史でもそのような自律社会、お父様のみ言葉にある程度似た形の社会が実際ありました。例えば、アメリカの歴史を見ると、19世紀のアメリカにそのような歴史がありました。 19世紀には奴隷制度があったのでそれはもちろん排除して、アメリカの憲法を作った人々は、できれば連邦政府を小さく作ろうとしてそのような方法で、本来の憲法を作りました。今日あるアメリカの政府とは全く違う姿でした。


例えば、米国では20世紀初めまで所得税がありませんでした。個人所得税がありませんでした。 1905年くらいに所得税を導入する憲法改正案ができる前には、政府の予算はアメリカの国内総生産の5%程度しかありませんでした。その程度の資金で運営されていました。


その当時の社会、政府では社会福祉を提供していませんでしたが、社会福祉はかなり多くありました。それは今、教会をはじめとする各種民間組織を介して提供されている社会福祉でした。その時には福祉を提供する者、受ける者、互いに知り合いでした。ほぼすべての場合。ですから今日のように社会福祉の不正が多くありませんでした。


その当時、アメリカには非常に高いレベルの自由がありました。自律的な社会があったのですが、やはりそのような社会は維持されませんでした。19世紀アメリカは相当な自由がある社会でした。その政府は個人の生活に干渉することはほとんどありませんでした。


そして、その時の政府の政策は自由市場で競争を増やす方向に作用しました。その時はアメリカ社会が繁栄し、企業の規模も様々な形態がありました。大企業もありましたが、また中小企業も多く、さまざまな形態の規模の企業がありました。その時は世界のすべての地域の人々が、「アメリカは機会の地である、アメリカに行こう」と、皆アメリカに行きました。


ところが、そのような社会を滅ぼす2つの力がありました。もちろん一つは、1920年代にあった大恐慌でした。ケンブリッジズ経済論が出て、このような経済的な問題は政府が解決しなければならないという思想が広がりました。そして、もう一つの力は少し奇妙に聞こえるかもしれませんが、宗教でした。


その社会を滅ぼしました。私たちは貧しい人々を助けてあげたい、社会福祉がなければならない、無償教育もなければならない、そのためにその力の作用を受けて、アメリカ政府の規模が大きくなりました。そして一度大きくなり始めるともう手に負えないほどに大きくなってきました。


そして新しいプログラムを作るたびに、そこに関連する規則をたくさん作ります。毎年より多くのものが違法になります。結局、違法があまりにも多いので国民全体が犯罪を犯している状況です。何をしていてもそれは違法だとする法や規制があるのです。その時、自由が死ぬのです。そのようなプログラムが今ではあまりにも多いので、アメリカも今や経済が滅びる直前の状態まで来ています。


天使長の言葉はとても魅力的なのです。私たちはその言葉を信じたい。だからアダムもエバも堕落したものです。ですから歴史を通して民主主義は常に滅んできました。


これは、天使長の嘘です。


神様はアダム、エバに自由を与えてくださいました。自由と共に責任をくださいました。ですから、アダム、エバは生命の道と死亡の道を置いて選択しなければならないのです。原理を通してご存じのように神様自らも堕落を防ぐことができませんでした。何故なら、それは創造目的に反するので。


そしてここで、既成キリスト教の問題があります。何故、キリスト教が、既成キリスト教がそのような政府で提供する社会福祉をそれほど推進したのか。その問題がここにあります。何故、キリスト教が、既成キリスト教会が自由を壊そうとする共犯者になって、天使長の浮上を協助するような役割をしてきたのかというと、それはイエス様の状況と、イエス様が十字架で亡くなった状況と関係があるのです。



イ.神様を中心とした強さに対する責任を自覚


神様はイエス様をメシアとしてこの地に送られました。神様はこの地上にいる人々がイエス様を受け入れることを願われました。イエス様が生きてこの地上で理想家庭を作ることを願われました。そしてその当時に地上天国を造ることを神様は願われました。


しかし、イエス様がどのようになったのか、私たちは皆知っています。イエス様は十字架上で亡くなったのでその使命を完遂できませんでした。亡くなったので地上にいる人々は霊的な救いのみ受けれる道が開かれ、肉的な救いの道は開かれませんでした。私たちの霊人体は救いを受けることができましたが、しかし肉体は、地上の肉体は悪魔の支配下にありました。それが宗教の問題です。


未完成の宗教、つまり再臨主の教えをまだ受け入れていない宗教は結局、天使長の支配を助ける立場になってしまったのです。結局、宗教は政府が大きくなることを助けてあげる組織になってしまったのです。しかし神様はアメリカの歴史を通して、地上天国がどのような姿になるのか、どのようなものになるのか、私たちが少しでも垣間見れるようにしてくださいました。しかしその当時の宗教は再臨主がいませんでした。ですからその当時の自由が滅びました。


そして今日この時点まで私たちが来ているのです。私たちがこの時点で、世界がこの時点で、今後進んでいくためには、民主主義が進んでいくためには、このような内容を理解していなければなりません。私たちには原理があり、原理を理解しているので、天使長が私たちを誘惑しようとしても、私たちはそれを排斥できるのです。


お父様は警察がいない、裁判官、検事がいない、弁護士がいない社会についてお話しされますが、しかしそれと同時に、平和警察についてもお話しされます。これは矛盾ではないですか?


皆さん、強いアベルの内容は聞かれたでしょう?強い大韓民国の講義をされるときに強いアベルについてもおっしゃいました。ですからもしその当時、アベルが銃を持っていたなら、どうなっていたか。もしアベルが自分の本業をしながら、パートタイムで発明家になって銃を開発していたら、どうなっていたか?それでも死んだろうか?覚えているでしょう?皆さんそれを聞かれたでしょう?


本来アベルは自分がすることがあります。精誠を捧げることでしょう。ところがその他にパートタイムの仕事があります。ですから、その拳銃を開発してそれを持ち歩くことです。では今拳銃を持ち歩く人は誰ですか。警察、軍人。今、皆さんがおっしゃたではないですか。平和警察、平和軍。 That's father's mean.それがお父様が言われた意味です。


理想的な世界では、すべての人が人格を完成して真の人間になります。そして家庭を持って、また理想家庭を持つことになります。真の家庭を。そして家庭を持てば、社会に対する義務・責任も果たさなければならず、万物を主管しなければなりません。


では、万物を主管するとき、どのようにして主管しますか?どんな道具をもって万物を主管しますか。その人間が万物の領主、ですから今、ライオンやトラに対して、クマに対しても領主だと言える理由は何ですか。人が銃を持っているのでそうなのです。


三大祝福の中で、第三祝福は、すべての人は人格を完成して、その状況下で銃を持って平和警察になり、平和軍人にならなければならないという内容です。ですから、各自それぞれに願うことがあります。本業です。しかし副業として、警察になり、軍人になるのです。これが平和警察、平和軍なのです。


そして実際にそのように組織された社会がすでにあります。スイスがそうです。スイスでは成人は皆軍隊に入っています。そしてスイス政府は国民の成人には機関銃を支給します。実弾と一緒に。平和警察は同じ概念です。そのようにスイスの民兵システムを警察に適用したのが平和警察です。そのように副業として警察官になって、軍人になる人がいるので、正規軍はそう多くなくてもよいでしょう。ですからそのようにするので、警察もなく軍人もない社会になるのです。



ウ.神様を中心とした市民の主人性の自覚


今まで一つの社会を全体的に皆さんに説明しました。社会がどのように組織されるのか。経済、政治、安全保障、そのすべてがお父様のみ言葉、そして原理に含まれているのです。それが今までお話ししたことが地上天国なのです。その時、政府の役割は国防であり、そして公正な経済体制を造成することで、独占と過度の集中を防ぐ役割をします。そしてこれからは透明性を確保することです。


そして政府の規模は可能な限り小さくします。ここで理想世界に対するサタンの理想、神様の理想を比較しました。考えてみてください。エデンの園で神様の願いは何でしたか?ルーシーエル、天使長がすべてを所有することをを神様は願われましたか?では、所有権を誰に与えたいと思われましたか?アダム、エバでしょう。まさにそれが理想世界に対する神様のビジョンです。アダム、エバがその社会のすべてを所有することです。


ところが天使長はそれを好みませんでした。ですから天使長のビジョンは何でしたか?私がすべて欲しい。これは共産主義です。社会主義です。共産主義と社会主義は、天使長の理想を表すものであり、それはサタンの世界です。何故なら、自分がすべてを所有して自分がすべてを持つことが天使長の望みだったから。ですから、サタンが持つ理想世界のビジョンは政府がすべてのものを所有している世界です。


ところが神様のビジョンは自由社会です。それは国民が所有できるものはすべて国民が所有する社会です。 可能な国民の所有権を拡大する、最大化する社会です。ところで今はご覧のように、国民が100%持っている社会ではありません。なぜなら、確かにエデンの園にも天使長がいました。それで地上天国がなされても天使長は必要です。しかし必ず僕のの立場で残らなければなりません。


個人財産を可能にするため、とても最小の法律は必要です。これは政府の役割です。ですから神様の理想では、90から95%は、国民が所有するのです。そして政府は、国民の、国民のための、国民による政府を確保するために最小限度のものだけを、財産だけを確保します。



5. 自由社会のための統一教の役割


全部理解できますか? (はい)では何故、統一教が必要ですか?実はイスラエルでは「統一教は将来の宗教だ」と言っています。すべての人類が来ることができる宗教は統一教しかありません。何故でしょうか?どのような理由でそうなのでしょうか?何故なら、原理があってこそ、そして原理に対する解釈、そして自由社会に対する理解があってこそ、世界の人々に天使長の誘惑を退けすることができるよう、私たちが教えることができるからです。


政府の誘惑を拒否するよう教えることができる宗教は統一教しかありません。ですから、統一教があってこそ、原理があってこそ、私たちは地上天国を作ることができるのです。
ありがとうございました。簡単でしょう?これで終わります。ありがとうございました。




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