シャボン玉のブログ

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「フェミニズムの裏面 」~全ての娘たちに聞かせたい言葉~その1

2016年10月5日(水曜日)
李妍雅(イ-ヨナ)祝師長の講義です。


英語説教でもありましたが、韓国語の講義の中から抜粋して3つに分けて載せたいと思います。


■「フェミニズムの裏面」
●1. 三つの波のフェミニズム



翻訳者:バナクル


今日私が用意してきた説教の主題は「フェミニズムの裏面 」です。そして副題としては、「全ての娘たちに聞かせたい言葉」と付けました。実はこの内容は2週間前に英語の礼拝でした話です。英語礼拝が終わった後、あるヨーロッパの男性信徒の方が来て話されました。この男性はとても柔和で、ある会社で長く社長をしていた方なのですが、前の奥様に子供たち(娘3人)を連れて突然離婚されてしまったというのです。「自分は一生懸命に仕事して家族を守り愛そうとしていたのに、なぜ妻が私と離婚するのか今まで理由が分からなかったけど、今日この話を聞いて妻が完全にフェミニズムの思考に浸りきっていたんだな!ということが分かった」というのです。


私の娘が14歳になります。私は息子が4人で娘が1人です。娘のことを思って、私が娘に一番願っていることは何か、娘が将来どのように生きていくのが良いかを考えると、結婚をして幸せな家庭を築いて、より幸せに、、自分の孫たちをみながら…そんな暮らしが一番幸せではないかと思います。そして娘ともなぜフェミニズムが間違っているのかをたくさん話し合いました。だから、すべての娘たちに実際はどのようにフェミニズムが良くないのか、その裏面には何が潜んでいるのか、そういうことを一度見直してみる 良い時間になれば と思っています。


この話の大部分は「フェミニズムの裏面」というこの本を参考にしました。


ーフェミニズムの裏面ー 全ての娘たちに聞かせたい言葉



この本はスザンヌ・ベンカーとフィリス・シュラフリーが書きました。このフィリス・シュラフリーは弁護士で反フェミニズム運動をし1970年度にレーガン大統領の下で活躍した女性です。そして勝利しました。


今日の講義はフェミニズムがどう始まって 歴史がどうか、その代案がどうなるなのかと進めていきます。フェミニズムというとなじみがないし 私はフェミニズムじゃないのに…とか色んな気持ちになると思いますが、どうやってフェミニズムが発展してきたのかをみます。まず初める前に面白いスライドを発見したので一緒に見てみましょう。


「純真なスク」のキム・スクの名言


JTBCの「あなた様と共にⅡ」というTV放送にあった「純真なスク」のキム・スクの名言です。「こら、朝から男だからってにらむな!家にいるなら男だって笑ってよ」「男はさっさと家事をする男が最高ね」「男っぷりを出してる」「男の怒鳴り声が門の外まで聞こえたら家が滅びる」「その分私が稼げばいいでしょ」「男がお金を使うもんじゃない」女性にしてきた言葉を男性に返して、すごく痛い言葉を言ってますね。皆さんがこれを見て笑ったり苦笑が出たなら、韓国にフェミニズムがどのように入ってきてるのかを少し感じられたのでしょう。


深刻な話は少し後にして、フェミニズムの定義を見てみると「階級、人種、種族、能力、性の好み、地理的位置、国籍あるいは他の形態の社会的排除に加えて生物学的性と社会文化的性別のために発生するすべての形態の差別をなくするための多様な理論と政治的な議題等だ」一気に読むと息が切れますね(笑)読んでみても何のことかよく分かりません。国立国語院 標準国語大辞典を参考にし、韓国女性団体連合以下の女性運動陣営で使っているフェミニズムの定義です。フェミニズムを探してみると定義がたくさんあって難しい言葉ですが、だいたい両性派や男と女が平等に仲良く暮らそうとかそんな言葉じゃないかと予想がつくと思います。それなら、男女が平等に暮らすのはそんなに悪いことでもないと考えると思うのですが、果たしてフェミニズムがそういう事かというのを歴史的に見てみましょう。


簡単に見てみると、韓国のフェミニズムは米国のフェミニズムを真似ているので、米国のフェミニズムを三つの波、三つの違う流れとして分けてみます。


初めに第一の波は19世紀に女性の参政権運動から始まりました。1840年度に地域的に各州ごとに作られて、1920年にはついに米国全域に女性投票権を確保することができました。写真でわかるようにとても保守的な女性の団体で、ウィルソン大統領も女性参政権を支持していると活発に活動しましたが、この女性のほとんどは保守的、家庭的で夫や子供たちを心から愛する女性たちでした。そうなので 中絶( 堕胎 )などのそういう事には声をあげて反対する女性でした。 


第二の波は女性解放運動という名前を挙げて、1960年度から始まったこのフェミニズムからはとても質の堕ちた女性運動になってしまいました。写真にも見えますが「われわれは無料中絶を求める!」赤ちゃんができたら国の税金で中絶をしてくれ!というのです。この頃、避妊薬もよく出回って発達したのでフリーセックス文化が広がってきました。また、女性たちは当時通りで鉄のドラム缶に自分のブラジャーを投げ入れ「抑圧の象徴だ!」と言って燃やしたり、真っ裸になった女性の集団が行進したりと、かなり過激化して急進的な女性解放運動をしました。何が女性の解放なのかわからなくなった人達ですね。それでその後60年代に始まった女性解放運動は米国の中からも急進的すぎるという批判を受けて、結局成功できませんでした。


そして、第三波のフェミニズムが1990年度から始まって現代まで続いています。私がたくさんの韓国のフェミニズムと 、反フェミニズムに関連のあるサイトを調べました。多くの人が韓国ではフェミニズムは良い、フェミニズム自体は良いが急進的なフェミニズムは嫌だというような表現をよくしています。米国はすでに第3の波で急進的なフェミニズムは終わって、第三波のフェミニズムが約25年続いています。それはどんなフェミニズムかというと、もっとスマートで完璧なフェミニズムとなってエリート女性運動のフェミニズムに変わっています。


3つの波のアメリカ・フェミニズム運動


たとえば、ヒラリー・クリントンとかナンシー・ペロシ。ヒラリーは誰もが知っていますね、17人もの名前も公開された女性たちがビル・クリントン(夫・元大統領)に強制的に強姦されたと証言しています。ヒラリーは女性運動をするといいながら、その陰ではそういう女性の口をふさいだのです。それにも関わらずヒラリーのイメージはすごい超エリート女性で選挙活動をしています。写真(ヒラリーの横)の女性がナンシー・ペロシという女性で最初の女性の下院議員長です。この女性は民主団であり、中絶に賛同し、すべての学校や公共機関に十戒を掲示することに反対した女性です。それでも急進的な民主団の女性達がエリート女性としてあがめられています。オバマ大統領も(この2人の写真の横で)「フェミニズムを支持する」というTシャツを見せながら「フェミニズム達はこうです」と言います。エリート女性とエリート男性までもを利用しながらこのように出来上がっているのが、第三の波、エリート女性運動になります。



『韓国のフェミニズム』へつづく



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