シャボン玉のブログ

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姜賢實先生の自叙伝・ 第三章・その4 私はその家の管理人

第3章  超教派の最前線で
  宗教和合の道、超教派 
    
 家を買って下さったお父様


1976年のある日、お父様が呼ばれるので行ってみると、お父様がお母様に、「通帳と印鑑を持って来なさい」と言われました。お母様は通帳を持って来られると、私に通帳と印鑑を渡しながら、「これは、お母様が聖婚式の後、今まで少しずつ貯金したお金である。このお金を持って家を一軒買いなさい」と言われました。私は突然のことで驚きもしましたが、お母様が預金された通帳をいただくことが恐れ多くてどうしていいかわかりませんでした。


「お父様、私がどうしてこの通帳に手を出すことができるでしょうか?できません。そのお金でどうして家を買えますか? 私はこれだけはできません」と言って辞退しました。
するとお父様は、「その家でもっと熱心に仕事をすればいいじゃないか?」と言いながら続けて私にそのお金で家を買うように言われました。


私が引き続き言うことを聞かずに辞退するので、お父様は、財団事務総長を呼ばれました。「姜賢實が私の言うことを聞かないので、おまえがこの通帳を持って行って家一軒を買ってあげなさい」と言われるのでした。李秀卿(イ・スギョン)事務総長も、「お父様、なぜその通帳で家を買うのですか?私たちの財団からお金を出します」と言って、その通帳をお母様にお返ししました。


財団では、二村洞(イ-チョンドン)に部屋が3つあるアパートを買ってくれようとしました。しかし、契約をする前日の夜、私は頭が痛くて心配になって眠れませんでした。
それでアメリカにいらっしゃるお父様に手紙を差し上げました。


お父様、私が家を買う代金を頂いてから心が地獄です。心が一つもうれしくありません。それどころか、家を買うべきか買わざるべきかでとても悩んでいます。私が長年献身したことが、この家一つをいただくことですべて無に帰してしまうような気がします。これまで私が献身したことがすべてなくなるようで虚しいだけです。公的に働いた功労がすべて塵のようになくなるように思えて、どれだけつらいか言い表すことができません」と書きました。


崔元福先生が私の手紙をお父様に読んで差し上げたそうです。しかし、お父様の態度は変わりませんでした。「その家でもっとよく働けばいいのだ」と言われたそうです。


私は心が苦しくて、数日間悩んで祈りを捧げました。すると、祈りの中で「この家を公館として使えばよい」という考えが浮かびました。「私が個人的にこの家を使うのではなく、公的な家として使おう!伝道のための家としてこの家を使えばいいんだ」と思うと心が楽になりました。その背後で、私は家の所有者ではなく管理人だと思いました。


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