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姜賢實先生の自叙伝・第四章 後半 アウグスティヌスと祝福結婚 (その1)

第4章 後半 アウグスティヌスと祝福結婚 (その1)


真のお父様は、私の祝福の問題について多くの苦悶(くもん)をされたようでした。
1999年の初め、漢南洞(ハンナムドン)で行われた訓読会の時間にお父様が、「祝福の時になれば姜賢實の祝福をどうするかを考えるようになるが、そのたびに胸がびくびくするのを感じた」と言われました。


1998年末に1999年の神の日の行事に参席する為に南米に行きました。その時、真のお母様も私の祝福の問題について言われました。「祝福を受けなければならないのに、全世界を見回しても年をとった人のなかでいい人が見つからない」と言われながら、「霊人と祝福を受けるのはどうなの?」と尋ねられました。
私は「私は誰とでもかまいません」と申し上げました。真のお母様が、再び、「霊人とでも大丈夫なの?」と言われたので、私も思わず、「はい!」とお答え申し上げました。


すると、真のお父様と真のお母様は明るく笑っておられました。「だったら、誰がいいの?」と再度尋ねられました。「私は統一教会の最初の開拓者であり、使徒パウロはキリスト教の最初の開拓者として聖書を13冊も書かれた方で、プロテスタントの人は誰であっても例外なく尊敬する方なので、使徒パウロがよさそうです」と言いました。


しかし、どんな方かと祈って見たところ、「パウロは結婚していて、地上生活の間、異教徒たちから多くの迫害を受け、無視されたり悪口を言われた方で、監獄にも投獄されるなど、苦難をたくさん受けたと言います。それで、使徒パウロの夫人はとても心を痛めて、そのような峠を越えるのが大変でしたが、その度にパウロ先生は彼女を慰労し気にかけながら、申し訳ない気持ちで過ごしたそうです。そのようなことが多かったので夫人と別れるのがすまなくて、新たな祝福を受けることは難しいようです」と言いました。


真の父母様が、「それなら、聖アウグスティヌスと祝福を受けるのはどうか?」と言われたので、私は、「はい、いいです」と答えました。それで、1999年2月7日蚕室(チャムシル)体育館で、霊肉祝福として、アウグスティヌスと受けるようになりました。


真のお父様は、霊界は一人で行くのではなく、夫婦が子を連れて一緒に行くところだと言われます。そんな言葉を聞くたびに、私は心苦しくなり、表情が暗くなりました。
しかし、私は必ず神様が私に一番良い道を開いて下さることと信じていました。


(しかし)そのような祝福を受けてからは心が楽になり、お父様の御言葉を成して差し上げることができるのが、より感謝でした。祝福は私が受けたのに、真の父母様が私以上にもっと喜ばれたようなので、よりうれしく感謝しました。



元来、神様が人間を真の子女として創造されましたが、人間が善悪を知る木の実を取って食べて堕落しました。神様は実子を失ってしまいました。さらに恐ろしいことには、その子が死んでしまいました。その時に神様が感じられた悲しみ、痛み、苦しみと苦痛は言葉で表現できません。神様は、その苦痛のために気が狂われました。


神様の狂われた心情を、お父様はそのまま体恤(たいじゅつ)されました。目には血の涙があふれ、胸は息が止まるほど苦しくなり、耳には神様の嘆き声が聞こえてきて、鼻からは絶え間ない鼻水が流れ出て、口で、「私の息子と私の娘はどこへ行った?どこにいるのか?」と言われ、痛哭される神様の心情を真の父母様が体恤されたのです。神様のその悲しさの大きさと高さと深さは、絶対に推し量ることができず、秤(はかり)にかけることもできないのです。


この世で神様の苦痛と悲しみ、そして苦しさを私たちの真の父母様ほど体恤した人はいないと思います。本来、人間は神様の子女でしたが、サタンの子女に変わったということは、実に驚くべきことです。神様の血統がサタンの血統、怨讐の血統に変わるようになったのです。


お父様は、神様の心情を体恤してからは狂われました。以後、真のお父様の人生は狂った生涯の連続でした。神様の子女は、神様の純粋であり高貴な生命録に記録されるはずなのに、サタンの血族になり死亡録に載るようになったので、神様と真の父母様の恨(ハン)が天に届いたのです。


その血統を復帰する為には、神様一人では不可能です。神様の心情を体恤された真の父母様でなければ、その問題を解決することができません。それで真の父母様が貴く重要な方なのです。真の父母様でなくては神様の摂理を終結させることができないので、神様にとっては形容できないほど大いなる方です。そのように貴い真の父母様から祝福を受けたことは、真(まこと)にありがたく、感謝なことです。


祝福を受けたあとから、真の父母様は私を立たせて何十回も証しをさせられました。ある日は、清平修練所に1万人余りが集まった所で、「姜賢實、聖人と祝福を受けたことは事実か?」と聞かれたので、「はい、事実です」と答えました。そう言ったのに、「なぜ声が小さいのか?」ととがめられました。それで、大きな声で、「事実です」と叫んだこともありました。聴衆は私の答えに拍手で応じました。すると、真のお父様は祝福を受けた感想を言うように言われました。


韓国だけでなく、アメリカでも行く所ごとに証しをするように言われました。韓国でも数十回、証しをしました。それである時は、「すでに何度も証しをしました」と申し上げると、「そうか?私は一度も聞いてみたことがない」と言われながら笑われました。





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