シャボン玉のブログ

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「殺人を避けるために拒否?殺人を防ぐために軍隊に行く!」 

日本にもエホバの証人の信者が多いでしょうが、韓国の男性の場合、兵役の義務があるので、
昔からエホバの証人による「良心的兵役義務拒否」についての論議がありました。


今年の6月28日、憲法裁判所による「良心的兵役義務拒否」に対する判決が出たのですが、これに対する論議が絶えません。



【イ・ジンソン憲法裁判所長をはじめとする憲法裁判官らが先月28日午後、ソウル市チョンロ区の憲法裁判所・大審判定で、良心的兵役拒否の許容可否の宣告をするために席についている。
憲法裁判所は、良心的兵役拒否の処罰に対しては合憲、代替服務制がない兵役法は憲法不合致という判決を下した。写真=連合ニュース】
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憲法裁判所は、良心的兵役拒否者の代替服務制を兵役の種類として規定しない現行の兵役法5条が憲法に合致しないとして、これを改正するよう判示しました。2019年末までに改訂されない場合、2020年1月1日から、兵役法5条は効力を失うことになります


​これにより、良心的兵役拒否が軍服務忌避者らの手段として悪用されかねないという懸念から、様々な議論が絶えずにいます。


<参照> 
​[아주 쉬운 뉴스 Q&A] 양심적 병역거부자 대체복무, 왜 논란인가요? - 아주경제 
(韓国語、日本語訳無し)



そんな中、今日、こんな記事が目に留まりました。
サンクチュアリの銃所持や平和軍警察にも一部通じるところがあるように思いました。



以下、翻訳転載します。


「殺人を裂けるために拒否?殺人を防ぐために軍隊に行く!」 


● 宗教的兵役拒否議論の中、青年クリスチャンたちの反論 


兵役拒否が良心的であるかのように糊塗(こと/意味:取り繕う)される時代だ。
​兵役拒否が良心的なものであれば、兵役義務を果たすのは非良心的な行為になる。
このような歪曲(わいきょく)は、エホバの証人の信者らが自分たちの教義に従った兵役拒否を
​「良心的」という言葉で包み込んだからだ。


憲法裁判所も先月28日、代替服務制を導入するようにと決定しながら、これを問題として指摘した。憲法裁判所は、「良心的兵役拒否は実状、当事者の良心に従った、あるいは良心を理由にした兵役拒否を示すものに過ぎず、兵役拒否が道徳的であり正当であるという意味ではない」と述べた。


続けて、「良心的兵役拒否という用語を使うからといって、兵役義務の履行は非良心的になるとか、兵役を履行するほとんどの兵役義務者と、兵役義務履行が国民の崇高な義務と考えている大多数の国民が、​非良心的な人になるということでは決してない」と強調した。


エホバの証人とは違い、クリスチャンは兵役の義務を道徳的であり、正当なものとみなす。
軍入隊を控えている青年クリスチャンたちに直接会って話を聞いてみた。


● カイザルのものはカイザルに


クリスチャンは共通して国家共同体への所属感を強調し、軍入隊の理由を説明した。
国家という共同体に含まれているだけに、国が必要とする責任には応答する必要があると口をそろえた。


16日陸軍現役として入隊するチュ某(23)氏は、国民日報との通話で 「なぜ軍隊に行くのか」という質問に、「大韓民国の国民という理由以外には何もない」ときっぱりと言い切った。
チュ氏は「イエス様も聖殿に税を納めなければならないとして、「カイザルのものはカイザルに「(ルカ20:20)と 言われたことを知っている」とし、「神が国家の義務を許されたので、入隊決定に困難を感じなかった」と述べた。


来月入隊するヤン・チャンヒョク(22)氏も、人間が共同体に必然的に属するという事実を強調した。ヤン氏は「教会から国まで人間社会は共同体で成されているという事実を受け入れなければならない」とし 「共同体と自分自身が互いに必要性を授受できるので兵役も共同体の要求だと考え、入隊を決めた」と述べた。


● 軍隊は殺人のための場所?


エホバの証人のように、聖書を文字通りに解釈してはならないという点に対して、確固とした共感がある。エホバの証人は「殺人を禁じ、人を愛しなさい」と強調するが、これは兵役拒否の理由にならない。殺人や侵略のためではなく、むしろ、殺人を防ぎ、国を守るために入隊するからである。


10月入隊予定のユン・ミョンシク(21)氏は、聖書の根本主義的解釈を警戒した。
彼は「聖書に人を殺してはならないという御言葉があるのは事実」としながらも「軍隊は平和を守る集団と思うので、軍に行くことが聖書の御言葉を破る行為とは思わない」と述べた。
続けて、ユン氏は「神の御言葉通り、殺人を犯さずとも、他の人々が起こす戦争を防ぐためには、彼らを抑制する必要もあると考えている」と付け加えた。


中等部の日曜学校の教師を務めながら入隊を準備しているキムハクジュン(20)氏は、軍隊が殺人を犯す所という定義自体に疑問を提起した。彼は「我が国の憲法には侵略ではない、防衛のために軍隊を持つと明示されている」とし、 「単に銃を手にするという理由で、殺人と連結させる解釈は受け入れ難い」と述べた。憲法5条1項では、「大韓民国は、国際平和の維持に努めて侵略戦争を否定する」と明示されている。


● 黙々と兵役義務を履行するもの


 宗教上の理由で兵役を忌避(きひ)する人々のために代替服務制が導入されれば、​誠実に兵役を履行する者たちが相対的に剥奪感(はくだつかん)を持つかもしれないという懸念が多い。
しかし、クリスチャンの青年たちは毅然(きぜん)とした姿を見せた。ユン氏は「当然の義務であるだけに軍隊に行くことに意味を付与し、特に優越感を感じる理由はない」とし、「クリスチャンであれば、黙々と兵役を履行すればよい」と述べた。


入隊を控えている、ある伝道師は「エホバの証人の聖書を解釈する方法には、絶対に同意できない」とし、「代替服務制が導入されるならば、彼らにはより長い服務期間と、より困難な服務を果たすようにすればよい」と述べた。


― 以上 ー



ところで、下記は、予備軍訓練拒否する人たちの主張です。
韓国では兵役の義務を果たした後に、数年間は予備軍訓練を毎年受けなければいけないのですが、当然ながら、これも拒否しています。「良心的予備軍拒否」だそうです。
長くなるので日本語訳までしませんが、写真をアップし、その訳を出したいと思います。


<参照>
한국일보 : 사회 : 헌재 판결 앞두고 있는 ‘양심적 예비군 거부’


良心による兵役拒否は無罪
平和が勝った。平和を釈放しろ。
良心的兵役拒否、代替服務、即時導入。


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