●テレサ薫子先生「クリスチャンが認識する聖霊とは」
以前、薫子(かおるこ)先生の聖霊についての2つのビデオを紹介しましたが、それらビデオは実は薫子先生の「キリスト論」の講義の後ろの方にあった内容でした。ここで紹介する「キリスト論」は、すでに紹介した部分が除いてあります。このキリスト論ではキリスト教における聖霊の学術的位置についてお話しされています。
神学についての講義は、ユーチューブで探せばさくさんあります。しかし、どんなに偉い牧師さんでも原理を知らないから肝心なところがぼかされていたり、原理と違う事を言われると、「そこ、違う!」と思ったりしてしまいます。一方、キリスト教についてよく知っておられる食口から、神学やキリスト教について話や講話を聞けば、なるほどと思いながら勉強になります。
13分のビデオですが、『キリスト教徒の聖霊体験、統一教会ではどうなのか?』という話は9分06秒から始まっています。
(日本語, 13分)
このキリスト論の講義動画を下記に書き取りしました。
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■キリスト論
●本題に入る前に
1.聖霊と聖神
2.クリスチャンが認識する聖霊
3.キリスト教におけるキリスト論の位置
4.キリスト教における三位一体
5.キリスト教における重生
▼キリスト教におけるキリスト論の位置
・組織神学
聖書神学
神(属性、「キリスト論」、聖霊論、三位一体)
世界観
救済論
罪論
教会論
終末論
・歴史神学
・実践神学
▼キリスト論
・先在…イエス様は世の初めからおられた方
・受肉…キリストは肉身を持たれた神
・公生涯・十字架・復活・昇天
●キリスト教における三位一体
▼三位一体
父と子と聖霊が一つの実体である神の中に存在する
父…父なる神は全宇宙を無から創られた。
子…子なるイエスは私達を救う為に人としてこの世に来られ、私達の罪の身代わりとなって十字架で死なれ、死に打ち勝って天に昇られた。
聖霊…聖霊は私達を信仰に導き、神の意志に従う生活ができるように助け、慰労と感動を下さる。
●聖霊によって新生する
▼ヨハネによる福音書3章3節
人は新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない
カトリック…洗礼は水と聖霊によって新生をもたらす秘跡である。
福音派…洗礼を受けただけでは新生しない。新生した信者は自覚的な回心を経験していなければならない。
●キリスト教でいう聖霊とは
認識1.イエス キリストの誕生は聖霊によった。
マタイ1章18節…イエス キリストの誕生の次第はこうであった。母マリヤはヨセフと婚約していたが、まだ一緒にならない前に聖霊によって身重になった。
認識2.教会はペンテコステの日、聖霊の注ぎによって設立された。
使徒行伝2章1節…五旬節の日がきて、みんなの者が一緒に集まっていると、突然、激しい嵐が吹いてきたような音が天から起こってきて、一同が座っていた家いっぱいに響き渡った。また、舌のようなものが炎のように別れて現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語りだした。
認識3.神の国に属する為に必要なものは新生であり、新生は聖霊による。
ヨハネによる福音書3章3節から
"人は新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない。"
●キリスト教徒は聖霊を体験しているが、統一教会ではどうなのか?
キリスト教者は聖霊体験をする…そのような内容がありますけれども、聖霊が私達を助けてくれて、そして、愛の心で満ち溢れさせてくれるような事が実際にあるわけです。
そのようなキリスト教の聖霊体験。それを統一教会においても、御言葉を読んで感動して涙を流した…それはまちがいなく聖霊体験ですし、聖霊の導きであると言っても過言ではないと思います。