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イスラム教のトルコ、高等教育から『進化論』を削除

キリスト教国家の多くでそうなっていけば希望的なのですが、イスラム国家から先になされていくのが残念でくやしいですね。アメリカでも州によって、保守的な地域では理科の授業で進化論を学ばないところもあるそうです。


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・・より翻訳転載


トルコ、高等教育から『進化論』除外・・・“世俗主義の消去”批判


「議論の多い主題、学生のレベルに合わない」


トルコ政府が高校のカリキュラムから「進化論」の削除を決定した。
エルドアン大統領が数十年間続いた世俗主義(政治と宗教分離)を消し去り、​「21世紀のスルタン国家」設立に拍車をかけるという分析が出ている。




CNNによると、トルコの国家教育委員会のアルパスラン・ドゥルムス委員長は​24日(現地時間)放送を通じて2017〜2018学期から「議論の多いテーマ」を​除外するという新しい教科方針を明らかにした。

ドゥルムス委員長は「もし、学生たちが賛否両論のあるテーマに対する背景知識や科学的知識、そして議論を理解する情報を持っていないならば、我々はこれを除外するもの」と述べた。また、このような方針は、国家的価値とトルコ・イスラム教徒の学者たちの貢献を​強調するためのものと明かした。


​そして、歴史の授業はヨーロッパ中心主義から脱するものであり、​音楽の授業はすべての種類のトルコ音楽に重点を置くと説明した。


イギリスの学者チャールズ・ダーウィンが確立した進化論は、生物が進化を通じて、今日の姿を整えたという理論で、一般的に神が生物を創造したという創造論と対比される概念として言及される。


人口の99%がイスラム信者であるトルコは、宗教的には進化論を支持しない。​トルコ政府が運営する科学技術研究院の「トゥービータック」(TUBITAK)は、2009年3月、進化論の創始者であるチャールズ・ダーウィンの生涯を扱った雑誌の記事を検閲して​論議が湧き起こったりもした。


進化論削除に対する議論は、今年初めにまた始まった。政府が小学校と中学校の教育課程でも​進化論を除くという草案を発表したからだ。


▲トルコの人口の99%がイスラム教を信じるが、政治と宗教を分離する世俗主義を
   継承してきた。


​「トルコの父」であり、厳格な世俗主義の支持者であるムスタファ・ケマル将軍の記述も大幅に減少した。評論家たちは、このような変化がトルコ設立当時のアイデンティティを毀損と指摘する。​また、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と与党の公正発展党(AKP)の支配強化のために​教育が利用されていると主張した。


エルドアン大統領は4月に行われた憲法改正の国民投票で勝利し、在任時、2034年まで再任可能となった。​エルドアン大統領は最近、AKPの代表職まで返還し、その影響力を育てている。


トルコの全国の教授10万人が加入した教育科学労働者連合(E?itim Sen)のイブルーイジトは、​進化論が高校生のレベルに合わないという政府の主張を一蹴した。イジトは「カリキュラム全体が変更されれば、教育システムが科学的推論から外れるようになり、​これを独断的な宗教システムに変化させる」と述べた。 

アメリカのマサチューセッツのウェルズリー大学で自由プロジェクトを進行するムスタファ・アークヨエルは、トルコ社会がイスラムの原理主義に回帰する可能性を提示した。


​アークヨエルは、「この論争は進化論を無神論と同一視する保守的なアプローチに基づいている」とし「進化論の削除はより保守的で教区的であり、知的でないイスラムの視点がより​崇高なものになっていくことを暗示する」と述べた。


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<参照>

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