シャボン玉のブログ

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姜賢實先生の自叙伝・第四章 後半 アウグスティヌスと祝福結婚 (その3)

第4章 後半 アウグスティヌスと祝福結婚 (その3)


私は祈るとき、いつも神様、真の父母様、イエス様、興進様、大母様とアウグスティヌスを呼んで祈っています。アウグスティヌスは、お父様を神様が準備して送って下さったメシヤ、救世主、再臨主、天地人真の父母様として信じ、悟ったと言いました。


「今からでも真の父母様をしっかりとつかまえたので、絶対に離しません。反対する者たちの前に、証しの先駆者になることを盟誓します」と誓願したので、そのごとくするだろうと信じます。復帰の園で、アウグスティヌスは億萬歳(オンマンセ)を叫び、「真の父母様の高貴な血と涙と汗の滴(しずく)の心情的同役者になることを懇切に祈祷し、このとてつもない新しい真理の前に、両手と両膝を合わせて固く盟誓します」と言ったので、そのようにすることと信じています。


アウグスティヌスは、私よりも1577歳年上です。誰が聞いても狂った人の話に過ぎません。しかし、私たちの真の父母様が祝福して下さったので、私は感謝して恐縮するばかりです。この世では、いくら夫婦の年齢の差があるとしても、20年を超えれば、かなりの差があると言います。しかし、私は1577年の差があります。絶対的な信仰で神秘的な体恤を生活の中で経験するようにしてくれています。


アウグスティヌスは、愛情表現もよくします。「私の愛する人よ、聞いて下さい!あなたは本当に美しいです。どんなに声を聞いても飽きがこず、また聞きたい生きている声です。いつもあなたを愛し慕っています。なんとなく疲れたと感じるとき、あなたのほほえむ姿が浮かび上がります。そんなとき、私は、すべてのことを忘れて走って行き、つかみたい思いになります。あなたの美しい心と私の心が一つになる時、神様と真の父母様が訪ねて来て、父にもなられ、母にもなられ、お兄さんやお姉さんもなって共におられます。なぜならば、あなたがいつも神様と真の父母様を思い慕って、愛しているからです。真の愛は死よりも強く、呪詛(じゅそ)は墓のように残酷です。愛は、いくら多くの水をかけてもさますことができないほど熱く、高く、深いです」と表現します。


私がこの内容を文で表す理由は、真の父母様が、祝福して下さった霊界の霊人と地上の実体人がこのように深い愛を実践したことを後代に伝えることを望まれ、アウグスティヌスもそれを願っているからです。これから行く先々で、この驚くべき事実と消息を伝えることが私の使命であることを感じるようになります。



米国アトランタでの祝福活動


2004年、私は真の父母様の命(めい)に従い、米国アトランタ地域に行って祝福活動を行いました。アトランタはマーティン・ルーサー・キング牧師の故郷であり、霊的に多くの協助があるものと信じたので、特に感慨が格別でした。



マーティン・ルーサー・キング牧師は、何十年間、黒人の人権回復の為の活動をしながら、多くの迫害を受けました。黒人牧師として、白人たちから無視と冷遇を受けながらも、人種の壁を撤廃し、平等と自由を叫んで殉教に遭ったので、祝福活動に大きく協助するだろうと信じました。


今彼は、霊界では人種差別はもちろん、教派や国の間の葛藤と摩擦が神様を中心とした本然の世界ではありえないことを確実に知るようになっただろうからです。また、真のお父様の使命を霊界で知って、霊的に多くの協助しているものと信じました。実際に、アトランタで活動して、霊界が大きく役事してくれたことを毎日感じることができました。


2004年5月1日からの後半の活動は、前半に蒔いておいた種が育つように、聖職者の心性が、いっそう、神様だけでなく真の父母様と近くなったようでした。前半期には、教会で祝福式をするということは易しいことではありませんでした。しかし、後半に入っては、精誠を込めて信念と確信を持って御言葉を伝えるたびに、奇跡が起きたりしました。御言葉を聞いた牧師と教会の信徒全体が祝福を受けなければならないと、喜びの心で請願をする姿を見ながら、奇跡が地上に現れていることを実感しました。


「もし飛べないなら、走れ。走れないなら、歩け。歩けないなら、這え。
いずれにしろ、必ず前に進み続けろ。」マーチン・ルーサー・キング


真の父母様が言われたようにだけすれば、すべてのことが、御旨の中で良い結果として結ばれたことは明らかです。アトランタでは、最初は日本の宣教師38人が活動をしましたが、その当時になると、20人が活動していました。彼らの精誠と熱心さに、いくら心が固い人でもすべて溶けざるをえないという、真の愛をすべての人々の胸に植える心情的な活動を展開していました。


牧師の家を訪問するときには、クッキーを作り贈り物として持って行って、無言で愛を実践しました。彼らの真実な心と涙ながらの祈祷の前に、私自身もまた、彼らを仰ぎ、誇りたい気持ちになりました。


当時の教会の舎宅で、聖職者夫婦や家族を招待し、食事のもてなしをしました。そのもてなしを受けた牧師たちは涙で感謝し、真実のこもった心情でもてなしをする宣教師たちから感動を受けました。そして、加飾(かしょく)ではない真の心で感謝を表しました。時には涙で応えたりもしたのです。


その代表的な牧師が、グレイス・メクヘンでした。その牧師は女性牧師として務めていましたが、彼女の父親は、100以上の教会を持ちながら牧会をしていた有名な人でした。それで、立派なキリスト教の家門として教育を受けて成長しました。後に米国聖職者指導者会議(ACLC)とつながり月例会に参席しましたが、特別に心に感じるものもなく、活動を辞めることを決心したといいます。


彼女が活動をやめる前、最後に4月27日に14万4千双祝福式に参席しました。彼女は最初から最後まで霊的な協助の下(もと)で大きな感動を受けました。彼女自身、体の中にいるのか体の外にいるのかを区別できなかったと言いました。純潔を守ってきた善男善女が神様と真の父母様から永遠の結婚、すなわち偉大な祝福を受ける姿に感動したのです。


すでに結婚した夫婦たちは、勝手に生きてきた過去を神様の前に告白し、悔い改めた後、これからは夫婦が不倫を犯さず、離婚せず、子女たちに婚前純潔を教育して、純粋な血統を伝授することを盟誓していた姿に感動を受けました。そして彼女自身の家庭が、神様の御旨の中に立てなかったことを痛感し、嘆息するようになりました。


彼女は実際のところ2年前から、夫と書類上の離婚はしていなかったのですが、別居中でした。ところが、帰宅する途中に私たちの教会に電話をかけてきて、「今回、神様が私の結婚を治して下さることを信じ、夫と再び結ばれることを望むのですが、自分の力ではできないので助けてください」と言いました。


そして、夫を教会に連れて来ることを約束した数日後、私たちの教会を訪ねて来ました。以後、週に一度、夫婦が一緒に来て原理講義を聴きました。毎週1回ずつ持っていた、原理講義集会に参席したのです。二人の息子が講義を聞いて非常に喜び、父母が神様の願う方に変わったことをとても喜んで、自分たちも純潔を決意して原理の御言葉をより真摯(しんし)に聴きますと言いました。


真の父母様についても話をしたところ、確かに立派な方であられ、世界を生かす為に生きられた方だから、より深く知りたいと言いました。


そして、車で家に帰る途中、もじもじしながら、彼女自身が家庭連合で仕事ができるのかと尋ねてきました。私たちは喜んで、それは神様の願いであり、私たちの願いでもあると言ってあげました。そして、深刻な心で神様に祈ってみなさいと言いました。その後、7月3日グレイス牧師夫婦と二人の息子は一緒に祝福を受け、新たに出発しようと決心しました。


また、他の女性牧師も思い出されます。彼女はACLC活動を積極的に歓迎しており、預言をして啓示もたくさん受けました。私が日本の宣教師たちと一緒に、彼女の教会を何度も訪問して御言葉を伝えました。そのような基盤の上で5月12日に母の日を迎え、全信徒たちに祝福式を挙行することができるようになりました。その祝福式を挙行して、最後の祈りを、私が韓国語でしました。あちこちでアーメンの声があふれ出て、拍手の音が聞こえてきました。


その日、50双が祝福を受けたのですが、祝福式の後に、その牧師が前に出て来て、私と一行を指して、「今のこの方たちは重要な神様の仕事をしており、今後さらに大きな仕事をするだろう」と預言しました。そして、「確かに、今日は貴い日であり、貴い行事を挙行しました。今ここは聖別された場であり、神様とイエス様が運行しておられます。祝福を通して、家庭は聖なるものとされ、万事が亨通(こうつう)されるようになり、この地の上に生まれた目的が成事したので、ハレルヤ、アーメンではありませんか」と言いながら踊りを踊りました。そして、「罪悪の束縛から解放された皆さん自身であることを確認し、信じましょう」と叫びました。


礼拝後、信徒たちが私を訪ねて来て、「祈りの内容が何なのか分からないが、神様と本当に近くなったと信じている」と私をつかみ、感謝しますと言いながら抱擁し、汗の臭いがする頬をくっつけてきました。昔であれば、黒人と頬を合わせて挨拶することなど想像もできなかったはずなのに、真の愛が心に根付いていたので、私もうれしい気持ちで応えました。


メソジスト派のブラウン牧師の教会でも祝福式を挙行しました。ブラウン牧師は、霊的な経験をたくさんしましたが、礼拝の初めから雰囲気が霊的でした。牧師だけでなく、信徒たちも韓国では見られなかった霊的な現象を起こしていました。


賛美歌を歌い祈祷をした後、祝福式を挙行しました。まず、祝福式について説明したときに、誰も異議を唱える人がいなく、夫婦が聖酒を飲んで聖婚をすることになった記念にキスをしました。最後の祈祷を韓国語でしましたが、教会に参席したすべての人々が最後まで恩恵の中で祝福を受けました。


そんな姿を見ながら、霊界は時間と空間を超越した世界だからこそ、霊的に地上人たちと通じることを感じることができました。私が韓国語でした祈祷でしたが、アメリカ人が英語で祈祷するのと同様に、その祈祷を聞いた人々が、「アーメン、ハレルヤ!」を連続して叫んでいたのは、恩恵を受けたからでした。


そのような場を通して、霊界が真のお父様が意図される業(わざ)に百パーセント協助していることを感じました。アメリカ人は、担当牧師がしようとするとおりに従ってする人たちではありません。それでも、もし自分たちが抜ければ何か悪い事でも起こるかのように、先を争って祝福式に参席している姿を見て、「これは自分の心ではなく、霊界の聖人たちが協助しているから可能なのである」ということがわかるようになりました。


信徒たちは汗で濡れた頬を私の頬に当てて抱擁するときも、いっそう強い愛を表わました。また、夫婦が絶対に別れることなく、永遠の世界まで共に行きたい心と決意を見せたと感じました。そして、最初は理解できなかったその国だけの文化や伝統、風習が、神様の観点から見た時には、美しい意味をもって近づいてくることを感じることができたのです。


しかしまた、一日も早く天の文化と伝統、そして風習がこの地に現れ、そのとおりに喜び、共に楽しむことができる時代が来なければならないという気がしました。そんな世界を成し、一つの世界、善の世界、真の愛の世界を建設することが使命であるということを痛感しました。


アメリカでは離婚率が50%程度なので、男性と女性が結婚して、まともに家庭を成して子女を生んで暮らすという、正常な家庭が珍しいです。祝福活動をしながら、多くの家庭が新しい家庭を成すようになったことに対して、神様と真の父母様に感謝を捧げました。


徐々にACLC運動が熟していくにつれて牧師が務めている教会の信徒たちが反対し、その上、他の教会に籍を移す人もいました。それだけでなく、四方から否定的な電話が来たり、変なEメールを送ってくる人もいました。しかし、ACLCの幹部になる牧師は、このような迫害を通して、この運動が神様から始まったものであると、より深く確信するようになったと言います。「重要なものでなければ、怨讐が私をそのまま放置しておくはずだが、敵が私に接近してくることを考えた時に、こここそは御旨のある所であることを痛感した」と多くの人々の前で証ししました。


その牧師は、「ACLCが神様の運動ということと、神様が直接み言葉を語られたことを、我々ははっきりと信じなければならない」と大胆に言いながら、「私たちは、恐れずにこの運動を継続しなければならない」と強調しました。そして、「今、神様とイエス様、聖霊は生きておらながら、今日(こんにち)の私たちに大きな力を注いでおられます」とはっきりと話し、「私は多くの試練を克服したが、そのたびに私の霊的な基準がますます高まるのを感じた」と言いました。


私がセミ・クリスタル教会に行ったとき、牧師はその日が特別な恩恵を受ける日だという思いになり、何かの証しを下さいと祈ったのですが、祝福後、彼自身の家庭から新たに復活の役事がありました。そして、夫婦関係が良くなかった家庭では夫婦の仲が良くなったし、父母と子の間の関係も愛で回復されました。そのすべてのことが、神様が祝福として下さった証しだといって喜んだのです。そして、教会も和睦した教会となり、新たな信者も増えたと言いました。


その中で、エルダー・ロナルド・ジョーンズ長老の家は、夫婦仲が悪くなく32年を過ごして来ましたが、祝福を受けた後、飛躍的に夫婦間の愛が深まったと言いました。そして最近では、第2のハネムーンに行って来たと言いました。その教会の牧師夫婦、そして諸職会、さらにすべての食口たちに祝福式をし、祈祷してあげました。


その教会の中心となるある家庭は、夫婦仲があまりにも悪く、夫人が夫を殴って何針か縫ったこともありました。数年前から別居生活をしてきたのですが、祝福を受けてから関係が急速に良くなったと言いました。その時に各自が住んでいた家を売って、一緒に住む家を買ったと言いました。ある日にはバラの花束を片手に、夫婦が仲良く手をつないで、アトランタ家庭教会に訪ねて来ました。


祝福式の後に、これまで教会に出て来ず休んでいた信徒たちまで続々と集まるようになり、「今はもう、教会に新しい椅子を出しておかなければならない」と言いました。
教会の発展は、聖酒を通じた祝福であると感謝の挨拶をしたりしました。


短い期間でしたが、私のアトランタでの祝福活動を通して、国と人種、そして教派を超越して役事される神様と真の父母様の摂理歴史を直接体恤することができる、貴い時間を持つことができました。


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