姜賢実先生の自叙伝 ;6章 付録 心情の交流 2. 劉孝元先生からの手紙
6章 付録 心情の交流
▲劉孝元(ユ・ヒョウォン)先生から頂いた手紙
賢實(ヒョンシル)さん
手紙を差し上げようという気持ちは日頃思っていましたが、
この時間にようやく一筆差し上げることになって、申し訳ない思いが先立ちます。
特に暑いこの夏の季節を一人で闘われるというのはどれほど苦労されたでしょうか?
今は食口もたくさん増えたと言うので、少し活気が出たことでしょう。
しばらく前に、きれいに洗ったような澄んだ顔で賢實さんが現れた夢を見ました。
まだ何の意味があるのかわからないまま胸に秘めています。
去る31日に孝永(ヒョヨン)が工事していた鉱山では鉱脈が発見されたので、
お父様の約束された財物の祝福は成されるでしょう。
今、人材がたくさん入ってきたと言うので、早く人材、物材が
たくさん入って来なければならいでしょう。
賢實さんが苦労されているとお父様がとても心配されています。
最後まで我慢して耐えて約束された栄光の日を迎えて下さい。
玉(オク)お母さんが旅立たれます。
今とても寂しい中におられるので慰労して差し上げられるようにお願いします。
本当に毎日忙しいです。
短い文ですが、その中にたくさんの意味を悟って下さるように願います。
日々を康寧(こうねい)され、しっかり闘って下さい。
1956年9月3日劉孝元
▲後列右が劉孝元先生、前列中央が金元弼先生
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▲李載錫(イ・ジェソク)牧師からもらった手紙
姜先生
その間忙しい日々を送られたことと知っています。
何度も手紙を送っていただいたのですが、いつ発たれるかわからなくて
お返事を差し上げられませんでした。
ニューホープのそのニュースは本当にうれしいことです。
真の父母様もお元気でいらっしゃることと思います。
私と私の職員たちはみな平安で熱心に努力しています。
大きな実績を立てて真の父母様に喜びをお返しして差し上げ、
また、御旨成就に大きく献身しなければならないので実に心配です。
真の父母様の愛をたくさん受けて、
またたくさん見て感じて戻って来て下さるよう願います。
1980年9月12日 李載錫(イ・ジェソク)
▲李載錫会長ご夫妻